Wednesday, 19 March 2014

アーウィンのゴルフ教本

学生時代に有名な経済学のF教授がいた。難解な経済原論をいとも簡単に解説する。終わってみて分かったような気になるが、説明してみろと言われて出来るものではない。ただその起承転結は流石だった。

ゴルフの解説書も同じだ。内藤雄士、芹澤信雄、藤井誠、高橋勝成、書斎のゴルフ、ゴルフの教科書等々、あれこれ読んでみたがどれも今一だ。そもそも言葉が分かり難い。インサイドアウト、ハンドファースト、グリップエンドと言われても、何を指すのか知る人ぞ知る言葉である。多分聞いてみれば、「なんだ!」と思うものだろうが、初めての人にはチンプンカンプンだ。出来の悪い人ほど横文字を使いたがるいい例かも知れない。

その点古典であるが、ヘイル・アーウィン(Hale S Irwin)の「実践ゴルフ120ポイント」は素晴らしい。訳がNHKの磯村尚徳氏である。全米で3度も優勝したプレーヤーだけあって、ポイントを大きく掴み、繰り返しスゥイングのエッセンスを解説している。何事もそうだが、二流に話を聞いても一生分かるものも見えてこない。

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