Sunday, 2 March 2014

映画「ホタル」を見て

週末の寒い日、朝からの雨で早々夕方から晩酌に入る。TVを点けると映画「ホタル」をやっていた。高倉健と田中裕子の主演の、知覧を舞台にした特攻隊員を描く物語だった。

ストーリーは母国が朝鮮だった陸軍少尉の話である。本人は帰らぬ人になったが、戦後その最後を伝えようと、特攻仲間が韓国遺族を訪れ形見を届けるようとする。国籍は違えど、家族を思って流れに身を捧げる姿はとても自然だった。映画を見ていて、ふと昨今の慰安婦問題を思い出した。

当時の日本軍の中には、日本人だけでなく韓国人、中国人、台湾人等々・・・色々な人種がいた。もしも慰安婦をコンフォートした兵隊も同胞だったかも知れない・・・。戦後の論理で説くのは易しいが、当時は当時の世界があった。

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