Thursday, 13 February 2014

シャーリー・テンプル

テンプル人形こと、シャーリー・テンプル(Shirley Jane Temple)さんの訃報が今週出ていた。享年85歳だった。たまたま神保町の古本屋で買った小泉妙著「父 小泉信三を語る」を読んでいたら、ハーバード大学の創立300年の記念祝典に出席する小泉信三に、娘がテンプル人形を強請る件(くだり)があった。時は1936年、戦争が始まる5年前の話である。

シャーリー・テンプルは子役として名馳せたのは知っていたが、改めてウィキペデイアで調べてみたら、その後、女優、実業家、外交官(ガーナ・チェコ大使)等々、輝かしいキャリアの女性だったようだ。往々にして子役でスターになると、その後の人生を大きく誤まるケースが多い。その点、彼女は終身真っ当な人生を送った、アメリカでも稀有な人だったようだ。

本人のIQがずば抜けて高かったことに加え、恵まれた家庭環境と堅実な結婚相手が大きかったようだ。テンプル人形も知らない世代だが、その人生に興味を持つのである。


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