Wednesday, 5 February 2014

インドあれこれ

マイクロソフトのCEOに、インド人のサトヤ・ナデラ氏が就任した。インド人はITに強いとされて来たが、正に象徴的な出来事だった。

インドがBRICsと呼ばれ、脚光を浴び出したのは今から10数年前だ。ちょうどインターネットが盛んに成り始めた頃である。今までシリコンバレーに頼んでいた仕事を、安く早く肩代わりした成功した。香港の洋服屋ではないが、ソフト制作をインドに頼むと翌朝までに出来上がって来る、そんなスピード感が始まりだった。特に(多少分かり難いが)半母国語の英語は大きかった。これを書いたのが、トーマス・フリードマン著「フラット化する世界(The World Is Flat)」である。本ではインターネットの普及によって地理的障壁が無くなり、その恩恵を最も授かったのがインドだという。

遠藤周作の「深い河」もインドを舞台にした長編小説だ。失恋した上智大生がインドに巡礼に向かう話である。今でもサイババなど多くの心霊を求め世界から修行に訪れる人は多い。プネの空港にはこの宗教団体の出迎えでごった返しているが、ビジネスマンと混在しているから面白い。



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