有明にデビスカップを観戦に行った。日本とカナダ、初日のシングルスと2日目のダブルスを取った日本が王手をかけた。それも今日の初戦は錦織なので、簡単に決着が付くのではないかと思った。案の定、試合は日本ペースで進んだ。カナダの選手か1セットが終わった時点で棄権してしまい、あっけない幕切れになった。
それにしても今回のデビスカップは盛り上がった。観客席も8-9割は埋まっている、こんなテニス大会は久々だ。やはり錦織効果は大きい。思い出すのは60-70年代のデビスカップだ。まだ田園コロシアムで行われていた頃、誰もがラケットを小脇に持つテニスブームの最中だった。ところが日本は結局本戦に出れなかった。それを阻んだのはインドのクリシュナンだった。大柄で一見動きは鈍そうだが、手首の柔らかさと絶妙のボール裁きが上手かった。彼が一人でシングル2つとダブルスを取ったのだ。そう思うと、デビスカップは1人のスターがいれば勝てる大会なのだ。錦織1人で頑張れば、ひょっとして日本はいい処まで行けるかも知れない。
試合も沙流ことながら、今回面白かったのはカナダ人の賑やかな応援だった。試合前から選手の大柄イラストを持って太鼓で気勢を上げていた。松岡修造ではないが「ここはアウェーか?」と思わせる雰囲気だった。試合には負けたが、これこそ本来の国対抗だ。
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