Wednesday, 31 December 2014

犬のシャンプー

公園で体操していたら、近所の人が犬の散歩をしていた。年老いた黒ラブだが、温かそうなジャケットを着ている。「元気そうですね!」と声かけると、「今日はシャンプーしたので機嫌がいいのです」という。犬もそうだが、飼い主からも心なし充実感が伝わってくる。

休みの日、私も時々風呂場で犬を洗ってやる。犬は大人しく温水シャワーを浴び、石鹸でゴシゴシ洗い終わるのを静かに待っている。終わるとブルブルブル・・・と水滴を振り払う。そしてドライヤーで乾かすのだが、うっとり夢心地のようだ。

2匹洗うと悠に2時間は掛かってしまうが、何故かとても休みの日らしい仕事だ。特にシャンプーした後のファーはふさふさで撫で応えがある。愛犬の生き返ったような表情も甲斐がある。

Tuesday, 30 December 2014

ベルツ博士の足跡

ある方に「ベルツ博士と日本の医学」と称する講演録を頂いた。ベルツ博士と云えば草津温泉の発見者ぐらいの知識しかなかったが、読んでみると中々の人だったことが分かる。

例えば日本の菜食文化、最近でこそヤクルトの広岡監督が実践したので有名になったが、ベルツ博士はわざわざ当時の車夫に肉を食べさせ、野菜しか食べなかった車夫と比べたそうだ。また二重人格や感情麻痺の現象についても調べたという。面白かったのは、明治の日本人が近代化を急ぐあまり、日本の生活様式をどんどん捨てようとしていた事に対し、警鐘を鳴らしていたことだ。西洋が500年間かけてゆっくり熟成した文化を、明治の日本人は一挙に受け入れようとした。それが「西洋の学問は機械で日本は精神で」の勘違いの始まりという。

今の日本もモノで満たされながら、どこかで深みが無く社会も希薄なのはそのせいなのだろうか?ベルツ博士は東大に26年も在籍し、日本医学に大きく貢献した。今の日本も当時とそんなに変わっていない気がして、師の足跡に興味を持った。

Sunday, 28 December 2014

つな八の天ぷら

日本は食文化では世界一、それでも連日これでもかとばかりテレビのグルメ番組が絶えない。衣食住の中で、食は何といっても一番の関心事だ。ただ個人的には「武士は食わんど高楊枝」をモットーとしている。食へのこだわりを始めるとキリがないからだ。それでも時々美味しいものを食べるとやはり嬉しくなる。

先日、久しぶりに天ぷら屋の「つな八」に行った。喧噪の繁華街にあって、暖簾を守る老舗だ。夕方というのに客は少なく、それでいて従業員はキビキビしているから本物だ。口の中で蕩けるようキス天、天ぷらに合う純米吟醸酒、ごはんも旨くとても居心地が良かった。

昔から天ぷらと寿司は日本料理の代表で、外人に人気がある。ただ寿司は生魚故、初めて日本に来た外人には必ずしも受け入れられなかった。その点、天ぷらは人気が高かった。宿泊代が此方持ちの時代、連日ホテルの高級天ぷら屋で食事を済ませた輩もいた。つな八で飲んでも、値段的には左程居酒屋と変わりない。改めて老舗の奥深さを実感した一夜だった。

Saturday, 27 December 2014

山の稜線を見ていると

「街の広告撮影」でも触れたが、同じ場所にいても人によって見ている対象が違うことがある。いつも一緒にいる人が、全く違う物を見ていたと気づくと、驚いてしまう。

先日夕方になってSさんがやって来た。ビルの窓際に立ち、陽が暮れる丹沢山系を眺めていた。「丹沢は綺麗ですね、今年ももう終りですね」と横から話し掛けると、「ちょっとちょっと」と肩を叩かれた。そして「その向うが白峰三山の北岳、仙丈、甲斐駒・・・あの稜線が見えます?」と云う。どうやら視線はその向うに釘付けだったようだ。それが分かったので、すかさず「そこは夜叉神峠から入るのですよね!」と返すと、「あなた、山やっていたの!?」と、山の話題で盛り上がった。

この季節、陽の入りは早い。空気が乾燥しているせいか、遠くの景色はクッキリ見える。富士山や丹沢山系だけでなく、その先の南アルプスも見えるのだ。

Friday, 26 December 2014

Tsunami 2004 & Myself

It has passed a decade since Indian Ocean Tsunami hit the coasts of South East Asia. It was a Sunday morning of December 26th 2004 and I was a passenger of Thai International Air flying from Narita to Bangkok. There was an announcement by cabin attendant just before the arrival at Bangkok airport. When I arrived there, I was so surprised to see many injured people sitting on the ground with taking bandage of the wound. It was a strange scene that they had no baggage although most of them were the tourists. They lost their belongings taking away by Tsunami. It was a horrible scene just like the field hospital.

Honestly speaking, I was thinking to fly on Saturday and swim at Phuket beach on weekend. But I stopped it worrying about outside of consideration so departed on Sunday. This decision helped my life.

Over 200 thousand people were killed and many people lost their houses. During my staying at Bangkok, my colleague hesitated to eat fish food. People were afraid of fish that had grown up eating human body in the sea.

Thursday, 25 December 2014

クリスマス・キャロルのScrooge

クリスマスは何か忘れていたものを掻き立てる。その代表作がディケンズの「クリスマス・キャロル(A Christmas Carol)」だろう。老獪で守銭奴な主人公スクルージ(Ebenezer Scrooge)老人が亡霊と会い、過去・現在・未来の自身を見るうちに改心するストーリーだ。今でも彼の名前は、英語でケチで自分勝手な人の代名詞になっている。

面白いのは元フィアンセだった女性が、彼を捨てた後に幸せに暮らしていたことだ。また彼が死ぬと人々は衣服から金目の物をはぎ取り、お金に換えては過去の負債を少しでも穴埋めしようとした。どちらも現代に通じるショッキングな出来事だ。それが分かっていれば誰も今が怖くなるというものだ。

スクルージは改心した後に優しい老人になるが、その二面性は(Wikipediaの解説によると)父の影響という。ディケンズの父は投獄されていたので、彼は12歳の時に工場で働かざるを得なかった。その辛い体験が、後に父を慕いつつも恨む両方の素地を作ったという。時は1843年、日本ではペリーが来航する10年前だ。そんな昔にかくも慈悲深い、そして人々に希望を与える小説を書いていた。それだけで感心してしまう。

Wednesday, 24 December 2014

クリスマスと O.Henryの小説

今日はクリスマス・イブだ。若い人は誰とどこで過ごすか、一年の一番大事な日かも知れない。ふと何年か前にヨーロッパで過ごした一人クリスマスを思い出した。

外はとても静かで人気が無かった。それは当たり前かも知れないが、表は寒いので人々は家の中で過ごすからだ。何気ない窓明かりが、いつの間にか幸せ家族を想像してしまう。独り身の孤独感が身に浸みる。そもそも絵で描いたようなロマンティックなカップルは殆どいないのに・・・そうは分かっていても、中々割り切れない。それはサンタクロースに似ている。来ないと分かっているのに、心のどこかで待っているからだ。

先日、落合恵子のラジオトークで、オー・ヘンリー(O.Henry)の「賢者の贈り物(原題:The Gift of the Gagi)」の朗読を聞いた。昔々英国に若いが貧乏な夫婦がいて、クリスマスのプレゼントに何を贈ろうかと考えた。夫は美しい髪を持つ奥さんに自分の大事な懐中時計を売って櫛を買った。一方奥さんも亭主に何を贈ろうかと考え、自身の大事な髪を切り売ったお金で時計の鎖を買った。蓋を開けてみれば、それを飾る処もなく気持ちだけが残ったという話である。結果は空振りだったが、二人の気持ちに人々は打たれる。クリスマスは何かを掻き立てる不思議な日だ

Saturday, 20 December 2014

スイスの娼婦

ル・ポアン誌にスイスの娼婦の話が出ていた。スイスでは現在1188人が娼婦として登録されているが、この数はこの3年で3倍に膨らんだという。

彼らの多くはフランスからの移民で、国境近くのアヌシーやリオン経由で入ってくる。娼婦は100フラン(約12000円)の登録料を払って仕事をし、一月で15~20千フラン(約180~230万円)を稼ぐという。多くは健康診断が義務付けられたプロだが、全体の10%程はリスクを冒した素人という。先般その未登録のマッサージ店がその摘発を受けた。

ヨーロッパで凄いのはこうした公娼人を極めて正確に把握していることだ。数は元より、その国籍などの統計を公表している。フランスではEUの拡大により、ルーマニアなど東欧からの移民が増えたが、今回もその競争激化の煽りだろう。スイスは一見健全なイメージだが、ジュネーブの公園では昼からクスリ注射の若者を良く見る。山に囲まれ冬が長い国だけに、閉鎖的な風土がそれを助長している。

Friday, 19 December 2014

寒い日本とホットな世界

師走の日本列島は寒気のニュースに包まれた。寒い寒いとオーバーの襟を立てて歩く。そんな中、世界はあちこちでホットだった。

満員電車の中でIフォンを見ていたら、ナイジェリアでDeath Penalty(死の罰則)のニュースがあった。何の事かと思いきや、政府軍兵士が反政府軍と戦わなかったために、兵士54人を死刑にするという。まるで北朝鮮のような激しい戒律だ。ナイジェリアでは多くの少女が誘拐されたばかりだが、今夕には今度は反政府軍が33人の村人を殺したという。

今週はオーストラリアのシドニーでイスラム派の立て籠もり事件があった。二人が巻き添いに遭った。昨日はパキスタンで130人以上の児童の無差別殺戮もあった。ソニーがクリスマスに上映を予定していた金正恩殺害を題材にした"インタビュー"を突如キャンセルしたり、アメリカでは国交断絶していたキューバとの正常化を発表した。ロシアは西側の経済制裁で通貨のルーブルが下落したので、金利を何と17%に上げた。この影響でダウは一昨日大きく下げたが、FRBが来春利上げに転じるという観測で今日は反発した。どこかで何かが絶え間なく起きている。

Tuesday, 16 December 2014

ナッツリターン事件

大韓航空のオーナーの娘が、NYで離陸しようとしていた飛行機を引き返した。娘は辞任したが大きな波紋を呼んでいる。所謂ナッツリターン(Nuts Return)事件である。更に驚いたのは、韓国政府が大韓航空の運航停止を決めたことだった。韓国人は何事につけ熱い国民性があるが、何もそこまでしなくてもと思えた。
 
80年代に韓国担当だったので、良くソウルに出向いた。日系企業の事務所がロックアウトされるなど、反日は当時からあった。仕事が終わって若い人と飲むと、今まで普通だった人が、「日本には負けないぞ!」と気勢を挙げるから驚いた。挙句の果て感極まって泣き出す人もいた。流石これには参ったが、改めて民族感情の違いを知った。

かと思えば、年配の人には結構親日的な人が多かった。良く日本語の本を買ってくるよう頼まれ、難しい経済書を持って行った。戦時中の影響か、日本で教育を受けた人が多かったからだ。またある時、セマウル号に乗っていた時だ。向い席の老人が流暢な日本語で話し掛けてきた。思わず「どこで日本語を習ったのですか?」と聞くと、彼は「日本に連れて行かれました」と応えた。後で何と馬鹿なことを聞いたのかと自身の無知を詰ったが、その人はとても温かかった。今回の事件でそんな韓国の事を思い出した。

FURY

I watched a movie FURY. I was interested in seeing the real tank battle. Brad Pitt was so suit to the captain of army that he acted a real leader and patriot.

There was hot tank battles at Bulge and forest of Ardennes, currently a part of Belgium at WWII. As I am a WWII battlefield mania, I like those area and used to visit historical spots in Normandy, Calais, Bastogne, Kiel, etc. for many years. French guidebook “Guide Musées 39/45 France” was so helpful to me. There were many Tiger and Sherman tanks thrown away around Bastogne town at this moment. However they were well retained as important historical displays for visitors.

I don’t know where FURY movie battle was taken at Belgium. Most castings are actors and there is a only actress named Alicia von Rittberg acting Emma. According to my limited knowledge, Von is used for an aristocrat family name in Germany. She was so dignified and well impressed me as well as Brad Pitt.

Saturday, 13 December 2014

吉田類の山と酒

吉田類の酒場放浪記は中々面白い番組だ。毎日飲んでいるにも拘わらず、更なる居酒屋は新鮮に見えてしまう。そんな吉田さんの著書、「酒場詩人の流儀」という中公新書が本屋にあったので読んでみた。酒に纏わるエッセイ集だが、何かこのブログに似ている感じがし親近感を持った。勿論高尚な筆の感覚や、最後に一句で占めるてテクニックはとても足元に及ばない。

本には、吉田さんの山登りの話が出ていた。酒と山は昔から深い関係にあるが、単なる酒飲みではないらしい。かく云う私も昔は良く登った。奥秩父、奥武蔵から始まり、北アルプスの表銀座と裏銀座で穂高、槍へ、室堂から入る薬師、中央アルプスの宝剣、木曽駒、南は夜叉神峠から北岳、甲斐駒等々、大体の主要ルートは30代で制覇したものだ。

本では新田次郎の「孤高の人」を引用していた。山登りは自然と山岳小説に惹かれるが、その入門書が新田次郎の山シリーズだ。誰もあの世代は同じ道を辿っている・・・そんな共感があった。

Thursday, 11 December 2014

勝負で知る怖さ

ゴルフの賞金王になった小田孔明が、自身をのみの心臓と語っていた。ゴルフはメンタルなスポーツ、それだけに意外な気がした。ただスポーツ選手も所詮は人の子、誰しもそれなりの緊張はするのかも知れない。

思い出すのは錦織選手の全米決勝だ。それまでとは別人になり、ショットに精彩を欠いた。ロンドンのファイナル決勝ラウンドもそうだった。後から聞くと気持ちが入っていなかったと語っていたが、緊張で眠れずボーッとして臨んだようだ。

週末はテニスクラブのシングルストーナメントがあった。普段はバンバン打てるのに、誰しも試合になると2~3割の力しか出せない。金縛りに合ったように、腕が萎縮し足が止まってしまう。ふと思ったのは昔の侍だ。テレビで出てくる斬り合いなど夢の夢で、普通の人なら屁っ放り腰でゼーゼー、中々足が前に出なかったのに違いない。この怖さは体験した人でないと分からない。

Monday, 8 December 2014

ミス・フランス

週末、フランスで恒例のミスコンが拓かれた。今年は北パ・ド・カレー出身の女性が栄冠を射止めた。ただネットの下馬評では3位になったコート・ダ・ジュール代表が人気が高かったという。また2位になったタヒチ代表も、3回続けて2位に甘んじたらしく、こちらも話題になっている。

優勝したカミーユは20歳の学生、33人の候補の頂点に立った。投票はネットを含めて行われたが、その集計が物議を醸し出した。背景に人種差別があると言うが、昨年の優勝者は有色だったことを思うと本当の処は良く分からない。人種のるつぼのフランスでも、いざという時にルーツが議論になるようだ。

かと思えば、フランスでは自由の女神に代表される、典型的なフランス女性"マリアンヌ"の選考もある。こちらは白人に限っている。日本でもミス・インターナショナル、ミス・ワールド等々あるように、美の世界はどこもいくつかのジャンルを設けている。所詮は主観の世界、そうしなければ喧嘩になってしまう。

Saturday, 6 December 2014

街の広告撮影

昔プーケットで開かれた国際会議に出たことがある。各国から来た人達と、協議も沙流ことながら、泳いだり飲みに行ったり、楽しい一週間を過ごした。

会議が終わり暫く経った頃、ドイツ人のKさんが沢山の写真を送って来てくれた。それを見て驚いた。写真に写っていたのは自分が見たこともない風景だったからだ。例えば花や植物、道端の何気ない被写体がアップになっていた。その一方人の集合写真は余りなかった。同じ時に同じ場所で過ごしても、人によってはこんなに視点が違っていたのか!と変に感心した。

以来、篠山紀信ではないが、写真を撮る時にはグッと被写体に近寄り焦点を絞るように心掛けている。すると色々なものが見えてくる。例えば平凡で詰まらない都会の風景だが、広告とか商店のパネルは中々面白い。原画はプロが撮ったものなので、当然美しく撮れる。こうすると単調なアルバムにアクセントが付く。

伏見の寺田屋

京都は伏見に行った。近くに寺田屋があると云うので寄ってみた。寺田屋は寺田屋事件で有名な旅籠だ。坂本龍馬が薩長同盟の後、祝杯の最中に襲われたり、薩摩藩士が敵味方に分かれて刀を交えた。

中書島駅から歩くこと数分、当時の面影が残っていた。遥々来た甲斐があった。龍馬はここで切られ、近くの武家屋敷に逃げた。運よく薩摩藩に救われたが、その屋敷は今では月桂冠の酒蔵になっている。その月桂冠に寄ると、スコットランドのウィスキー醸造所を思わせる展示と、嬉しいことに無料の試飲があった。何と昭和40年代の月桂冠復刻版と称するここだけのブランドを飲ませてもらった。それはコクがありビックリする味だった。

あまり気が付かなかったが、伏見桃山の辺りは路地も小ぢんまりして、京都でないと見れない街並みが残っている。今度は人気のある伏見稲荷と、寺田屋ならぬ新選組の池田屋に行ってみたい。

Friday, 5 December 2014

カサブランカのピアノ

先週、NYで映画「カサブランカ」で使われたグッズのオークションがあった。そこで例のピアノが$3.4百万(約4億円)で落札された。ピアノはハンフリー・ボガート演じるリックとイングリッド・バークマンのエルザが、サムこと黒人ピアニストが奏でた「As Time Goes By」の曲で交錯する、大事な役割を持っている。張り詰めた時代と、戻れない過去を何とも言えない哀愁を持って奏でている。

カサブランカは何度見ても飽きない不思議な魅力がある。アメリカ映画協会によるランクでも、市民ケーンに次ぐ名作だから世界のファンが多いのだろう。同時に落札された椅子は$5千(約60万円)、盗まれたパスポートは$118千(約14百万円)、リックバーのドアは$115千(13百万円)と、何れも大変なプレミアムが付いたというから驚きだ。

カサブランカが奥深いのは、あの時代を全部詰め込んでいるからだろう。ビッシーのペタンと水、マルセエーズに涙する女、ドイツ人銀行家やロシア人のバーテンダー、フランス警察とイタリア警察、キャプテン・シュトラッサー・・・等々。ただこの映画に憧れるのは殆ど男性のようだ。女性は左程評価していない。リックはさり気なくエルザを包み込むが、それをロマンと思っているのは男性だけらしい。

Tuesday, 2 December 2014

Terrible hichhiking

There is TV program named “Why you are coming to Japan?” on Monday evening. It is interesting to see that foreign people visiting Japan behave an unexpected fantastic challenge.

This week it was an Israelite young guy coming to Japan planned to travel Japan islands taking 2 months. He illegally sleeps at the public park and lives at $20 budget per day. So his transportation is mostly a hich hiking. Hich hiking is the way that I used to do it when I was a student. I traveled Kyushu island when I was a high school student and hichhiked all US taking 2 months when I was 20’s. So I easily pick up unknown passenger when I drive.

It was 20 years ago that I picked up an Italian boy on the way from Chamonix France to Venetia Italy. He was an Italian cook probationer lived in south of France. I met his at the parking lot at auto route. I gave him a seat as we are the same direction. We passed a good day eating lunch together and communicate with different language. After entering to Italy, the problem happed when I drove to right. He shouted something but I did not understand as his language was Italian. He was upset and asked me to stop. But it was impossible to do it as I was driving on highway. Then a boy pulled out a knife and threatened me. I was obliged to stop a car and dropped him. He was afraid of being kidnapped and I was also afraid of being killed. This reminds me when a guy hichhikes.

Monday, 1 December 2014

豪徳寺の息遣い

先日彦根を訪れた縁で、大老井伊直弼が眠っているという豪徳寺に行ってみた。行ってビックリ、広い境内には三重塔・山門・鐘楼など、まるで京都に来た様な錯覚になった。灯台下暗しとはこのことだ。折しも紅葉真っ盛り、平日だというのに多くの外人がカメラのシャッターを切っていた。

目指すは井伊直弼の墓、それは彦根藩先祖代々の一角にあった。17世紀から続く由緒ある家系、その一番端に建っていた。しかし赤穂浪士もそうだったが、地方出身者が江戸で埋葬されるのは何か不思議な気がした。

たった150年前のことだ。安政の大獄によって反開国派が粛清された反動で桜田門外の変が起きた。今となっては殆ど忘れ去られているが、こうして清められた境内を歩くと、誰かが掃除しているせいかも知れないが、故人の息遣いが聞こえて来るようであった。

Sunday, 30 November 2014

パース早慶戦

早慶戦と聞くと、寺澤芳男さんが随分前に日経に書いたパース早慶戦の話を思い出す。寺澤さんは野村証券のアメリカで活躍したビジネスマンだ。「ウォールストリート日記」や「ウォ・・の風」は、憧れのNY生活をエッセイとして紹介したものだった。金融マンのアメリカ生活を夢中で読んだ記憶がある。

寺澤さんはその後MIGA(国連の保健機関)長官や経済企画庁長官を歴任し引退した。暫くしてオーストラリアのパースに移住したらしく、10年以上前だったか日経にその時の話が出ていた。テーマはパース早慶戦、現地のOBが繰り広げる稻門会と三田会の親交を紹介していた。一線を退き海外移住した人達だったが、大学のカラーがその後の人生を綴っていく・・・その色彩の違いが微妙に異なる。

中々極めた人達でないと出来ない世界だけに面白かった。

Saturday, 29 November 2014

赤城山の湯

群馬の桐生に行った帰り、週末ということもあり赤城山の温泉に泊まった。山奥の一軒家、静かな処にしっかりとした宿があった。宿には殆ど泊り客はいない。静かな中に、湯の流れる音だけが聞こえてくる。

贅沢なことに部屋ごとに温泉が付いていた。お忍び用かと思いきや、聞くと都会の中高年が多いという。東京から車で2時間ちょっと、冷えたビールと地酒に懐石が用意されている。湯は贅沢にも24時間掛け流し、こんな天国は世界探しても中々ないだろう。

温泉に入るとどっと疲れが出て来た。食事をして8時に床に入る、気が付くと朝だった。赤城といえば国定忠治だ。今は殆ど陸の孤島だが、意外と穴場かも知れない。

Thursday, 27 November 2014

アメリカのリンチ事件

アメリカで黒人少年の射殺を巡って、全国的な動揺が拡がっている。アメリカには住んだことはないが、やはり人種の差別はある気がする。ウォール街の中枢で黒人はあまり見ないし、ワシントンもまだまだマイナーだ。そうでなくても経済格差があるから、必然とやっかり、妬み、延いては誤解が生まれるのは当然だ。

そんな中、ル・ポアン誌に1933年にアメリカで起きた集団リンチの話が出ていた。時は80年前の11月26日、カリフォルニア州で殺人の罪を犯した二人の男が、引き渡しを求めた住民に捕まり処刑された話だ。牢屋に入っていた二人は、一万人の群衆によって引き出された後、裸にされ公園の木に縛り首にされた。数十年前まではウェスタンの時代だったことを思えば自然だったのかも知れない。ただこちらは被害者、加害者どちらも白人であった。

日本人は有色人種である、それも黄色の肌と言われる。実際住んでみると分かるが、差別はやはりある気がする。例えば高級ホテルのボーイ達の囁きの中や、アパート住民が向ける異分子への視線等々、中々表立っては分からないが、先住民の心の底は極めて保守的だ。今回も群集心理で良からぬ方向に行かねばいいが・・・。

Wednesday, 26 November 2014

Nissan Average

On the way back to Tokyo on Sunday evening, I used to listen a radio program called Nissan Average. It is a comical radio comedy that typical Japanese business man rustles in the company.
 
Hero’s name is Abe Reiji that turns to Average. He is a middle aged moderate man, gentle for colleague and family. I like him as he used to compromise with the problems. I feel he is something different from 70’ to 80’ aggressive business man.

Nissan is the second biggest auto manufacture. I have been driving  J-Ferie for a long time that had good design and high speed. I like its good sense although my current car is Toyota.   

Tuesday, 25 November 2014

早慶の違いとは

早稲田大が慶応大の滑り止めになったという記事があった。両校を受験して受かると、慶応を選ぶ学生が多いというからだという。受験をしたことがないので真偽は良く分からないが、そんな単純なものでもない気もする。

早慶は永年のライバル、バンカラな早稲田と慶応ボーイに代表されるスマートさは、代は変われどそう簡単には変わらない。銀座、六本木が慶応の溜まり場なら、早稲田はやっぱり新宿が似合う。「青春の門」の主役は早稲田でないと務まらないし、スキー・サーフィンの若大将は慶応だ。吉永小百合が早稲田なら紺野美佐子は慶応・・・挙げれば切がない。

早慶の違い、それをある人が明快に語ってくれた。それは・・・「早稲田は大学から入って来た人が偉そうにしているが、慶応は下から来た人が幅を利かせている」というものだ。早稲田は高校から始まるが、慶応は幼稚舎から始まる・・・その違いが学生の気質になる。大学入試は世間的見れば関ケ原、ただそんな苦労をしないに越したことはない、そう考えるのは慶応の下から来た生え抜きだ。それに比べて早稲田はまず大学ありき、だから学院出身者は入試組に引け目を感じるという。

Monday, 24 November 2014

ウガンダの鍋

月曜日は「ナゼそこに日本人?」のTV番組が面白い。いつも世界各地で波乱万丈の人生を送っている日本人を紹介している。登場する日本人は、誰も偶然の成り行きである。見ていてとても他人事とは思えない。ひょっとして自分のそうなっていたかも知れない・・・そう思うからだ。

今日はウガンダの鍋の話だった。電気もない寒村で、日本製の鍋が電気を作り、携帯電話の蓄電に役立っているという。キャスターの梅宮辰夫が「ノーベル賞ものだ!」と言っていたが、その通りの話だった。100年に一回の大発見より、こうしたアイデアがどれだけ人の命を救うのか、改めてそれを作った日本人って凄い!と思った。

ウガンダと言われてもピンとこないが、隣国ルワンダでは長年内戦が続いた。1970年代だったか、日銀から出向した服部さんという人が「ルワンダ中央銀行総裁日記」という本を書いた。これから発展しようとした矢先だったが、その後民族紛争が起きた。100万人が殺害されたジェノサイトである。映画「ホテル ルワンダ」でもその一面が紹介されていたが、ウガンダも所詮アフリカで似た環境だったのだろう。そんなウガンダで日本製鍋が頑張っている。

Saturday, 22 November 2014

彦根と井伊大老

京都に行く途中、彦根に泊まった。彦根城の天守閣は姫路城と並ぶ国宝という。朝早く起きて訪れると、天守閣は中々下からでは見え難い構造になっていた。紅葉に映えた城壁はとても美しい。築城は1622年というので、海の向こうでは三銃士ことダルタニアンが活躍していた頃だ。あちらも立派だったが、日本の技術も大したものだと感心する。

幕末の藩主は井伊直弼だった。ここから江戸に出て桜田門外で水戸藩士に暗殺された。世に言う「桜田門外の変」、映画で見た迫力あるシーンを思い出した。色々調べると、事件後もその責任を巡り双方に多くの打首が下されたようで、改めてその時代の凄さが伝わって来た。

それにしても、開国派の井伊直弼が悪者に見えるから不思議な構図だ。やはり時代の流れだろうか・・・、近江牛の煮込みと不老泉という滋賀の吟醸を飲みながら色々思いを馳せた。井伊大老の墓は豪徳寺だというので、今度墓参りに行ってみよう。

Tuesday, 18 November 2014

レレレのおじさん

早いものでもう11月も半ば、師走はもう直ぐだ。街は秋たけなわ、紅葉が落葉になろうとしている。

毎朝の庭掃除が忙しい季節だ。掃いても掃いても積もる落ち葉は後を絶たない。でも掃除は何故か楽しいものがある。落ち葉を集めていると、不思議とお金を集めているような気分になるからだ。

掃除のおじさんの代表は、漫画の天才バカボンに出て来る”レレレのおじさん”である。いつも掃除ばかりしている。また映画「男はつらいよ」に出て来る源公もそうだ。殆どセリフが無いが、いつも境内の掃除をしている。寅さんに何か言われると、蜘蛛の子を散らすように逃げてしまう脇役だ。どちらもとても苦役には見えない。意外と落ち葉掃きは奥が深い。

Monday, 17 November 2014

Nishikori's challenge

I was excited to see the ATP world tour finals in London on TV. Japanese Kei Nishikori advanced to the final round after he defeated Andy Murray and David Ferrer. He was unfortunately beaten by NO1 Djokovic in the full set. Nishikori lost a chance to control the match in the first game of third set. He took 40-15 against Djokovic but finally blew up with netting the ball.

Both players looked very nervous. I think it related to a big prize money. Participation fee and Round-Robin match win for both $155,000 and Semi-Final match win for $475,000, etc. It’s a big surprise that winner Djokovic got at least $1,825,000 a week!

After seeing the match, it is not only me but my colleagues also changed their tennis style being to hit hard and aggressive like Nishikori. I am looking forward to seeing his challenge for 2015.

加山雄三の素晴らしき哉、人生

加山雄三さんが秋の叙勲で旭日小綬章をもらった。ファンとして嬉しい限りだ。御年77歳、今年は最後とばかり、武道館から始まって全国津々浦々のツアーを始めた。タダでさえ悠々散歩のTV番組で忙しいのに、そのエネルギシュな活動に感心する。

加山さんと言えば、何といっても若大将、その学生生活を地で行った東宝映画は50年経った今見ても飽きないものがある。スキーやヨットが抜群の体育会硬派、そして女性に優しい。その一方人柄は不器用で愚直、そこに魅かれる。勿論本業は役者だから、「赤ひげ」を始め多くの戦記物は格好良かった。軍服や柔道着が似合うのは、岩倉具視や軍人の血を引いているせいだろう。

そして数々の自作の歌、”君といつまでも”を筆頭に600曲を作ったと言うから大したものだ。私が好きなのは、あまり知られていないが70年始めの歌だ。借金を背負い、どん底だった頃のやるせなさが伝わって来る。その時が後の芸術性を深めたというので、人生何が幸いするか分からない。彼の一押し映画は、「素晴らしき哉、人生!(原題「It's A Wonderful Life」)」と云う。DVDで何度か観てみたが、それは彼の人生そのもでもあった。谷村新司ではないが、彼を光と思って生きている人は結構多い。

Thursday, 13 November 2014

大阪の女やさかい・・・

最近は良く大阪に行く。大阪は何度行っても地形が頭に入らない。それもそのはず、あまり関心がないからだ。

大阪はどぶ川の匂いがする先入観がある。大阪弁はどぎつく、「大阪の女」の歌詞にある”大阪で生まれた女やさかい”のフレーズが何とも肌に合わない。地下鉄に乗れば昼でガラガラというのに女性専用車があるし、エスカレーターは東京と反対に立つ。街並みも赤青黄の原色が多く、どこか韓国に似ている。そういえば、歩いている外人の多くは中国人風だ。

そんな中、テニス仲間のKさんが単身赴任しているというので訪ねてみた。難波の道頓堀近くのお好み焼に連れて行ってもらった。やはり本場だけあって中々旨い。暫く歩くと法善寺横丁に出た。京都の先斗町に似ていて、この街並みは気に入った。Kさんは週末に電車で一時間で行ける京都、奈良を楽しんでいるらしい。意外と住めば都なのかも知れないが・・・。

Monday, 10 November 2014

カタルーニャのカザルス

随分前になるが、バルセロナ(Barcelona)に行った。有名なガウディの教会や丘の上に残っているオリンピック会場など見て廻った。翌日は郊外のタラゴナ(Tarragona)という港町に泊まり、イカ墨料理を食べた。今から思えばそこはスペインとはいえ、カタルーニャ地方だった。

昨日その地域で独立の国民投票が行われた。5百万人の住民がいるというから大きな地域だ。スコットランド、ベルギーのフランドル、中国のウイグル・・・歴史に飲み込まれた民族の一つがカタルーニャという。全くの無知だったので、中公新書「物語カタルーニャの歴史」も読んでみた。ただあまりに昔の事だったので、正直ピンと来なかった。

ところがとある雨の日、パブロ・カザルスのチェロ演奏をCDで聴いていた時だった。カザルスってどんな人だろう?と検索してみたら、何とカタルーニャの人だった。導かれるままに、国連で彼が91歳の時に弾いたチェロ演奏をYoutubeで聴いた。1971年の冷戦時代、彼は演奏を前に「鳥はピース・ピース・ピース(Peace)と鳴く」と語り、今はなきカタルーニャの「鳥の歌(El Cant Ocells Dels)」https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=frizJZee0dEを演奏した。それは初めて見る者にとっても感動的だったし、見知らぬ歴史が伝わってきた瞬間だった。

Sunday, 9 November 2014

My grandmother

I had a grandmother who passed away 30 years ago. She took care of me very much when I was a child as I was her first grandchild. I also liked her as she was so kind.  She was a typical Meiji era woman always wearing a traditional kimono, practicing classic Japanese song with playing samisen.
                                  
               One day when I dropped into the antique shop at Karuizawa, I found herself in the painting by accident. I soon bought it without any hesitation. It was a watercolors that an old woman was walking on the soil road. There was a beautiful contrast between the earthen wall and shade.

Whenever I see this painting, it reminds me of her. 

Saturday, 8 November 2014

ゲインスブルグとBB

暫く前のル・ポアン誌にゲインスブルグ(Serge Gainsbourg)とBBことブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)の話が載っていた。BBは晩年でこそ動物愛護のおばさんになってしまったが、若い頃はマリリン・モンローと並ぶセクシーなアイドルだった(ようだ)。コート・ダ・ジュールのサントロペと聞けば、当時は誰しも彼女が裸で現れるようなイメージを持った。

そんなBB(べべ)の踏み台にされたのは、作曲家・歌手のゲインブルグだった。3か月後にはコキュ(Cocu)と称され、BBに捨てられた。一方のBBもそれが切っ掛けで当時の亭主と別れたようだ。ゲイスブルグはその後女優のジェーン・バーキン(Jean Birkin)と結婚した。昼から酒を煽り、煙草を離さないスタイルは当時の流行だったが、でもそれが原因でその後二人も別れた。

ゲインスブルグは1991年に死んだ。最後の1年、実は彼の住む隣のアパートに住んでいたことがある。オルセー美術館裏のベルヌイユ通り、庭には大きな木があった。壁には多くの寄せ書きが許される不思議な家だった。朝になると多くの雀が集まり、その鳴き声は目覚まし代わりになった。我が家のトイレの小窓から、時々彼と思える人影が見て取れた。当時はどんな人か知る由もなかったが、後で有名人と知り、モンパルナスの墓地に墓参りもした。47年前にBBとの関係があったとは知らなかった。

Friday, 7 November 2014

風に立つライオン

さだまさしの「風に立つライオン」は好きな曲だ。カラオケで時々歌う。でも歌い始めると、いつも途中で音程の高さに詰まってしまう。百万羽のフラミンゴ、満天の空、僕は貴方や日本を捨てた訳ではなく・・・、曲も沙流ことながらその詩が美しい。

先日この舞台になったケニアに行った人がいた。現地の情報だと映画の準備が進んでいるという。そしてその本があると知ったので、早速取り寄せてみた。不思議な構成で、主人公は一切登場しない代わりに、多くの人が主人公について語っている。彼を知っている人達を通して、アフリカに骨を埋めた医師像が浮かび上がってくる。文章がさだまさし風で、流暢かつ面白可笑しな語りがいい。

本の最後に曲のエピソードも紹介されていた。何とあの歌は30分で出来てしまったというから驚いた。今まで溜め込んだマグマが爆発したのだろう。長く温めたからこそ生まれた作品だったようだ。

Tuesday, 4 November 2014

Coup in Burkina Faso

There's been A Coup in Burkina Faso. Most of us do not know the name of Burkina Faso even its country map. I was not exceptional one by the time I had met a lady coming back from that country.



It was a few years ago when I had been a student at Institut Francais in Tokyo. It was intermediate class to brush up business French. Most of the students had French language experience and there was a senior lady who spoke frequent French. I asked her how she got a French ?  She said she had been working at the hospital in Burkina Faso assigned by JICA. She showed us many photos that made us a surprise and shock. All houses were barrack without electricity nor out of clean environment.

I’ve ever seen those scene when Japan Self-Defense Forces was sent to south Sudan. All houses were made of cow dung as cow was only their property using to drink its milk and blood. Burkina Faso houses were something like that. I turn my thought that Japanese volunteer who are now working such country of Coup to carry out their assignment.

Monday, 3 November 2014

海賊とよばれた男

やっと図書館から連絡があり、百田尚樹著「海賊とよばれた男」が貸し出せるという。随分遅くなったが、時のベストセラーを読んでみた。

出光興産の創設者、出光佐三の伝記である。話題になっているだけあって、読みごたえがあった。イランやソ連との予想しなかった取引、石油公団・通産省を相手にした日本村の戦いなど、やはり昭和の気骨が伝わってくる。日本への忠誠心、義理と人情、当時はそんな人が多かった。主人公も沙流ことながら、それを支えた日田というパトロンも凄かった。パトロンが亡くなり、その名を新設タンカーと製油所の住所に残したくだりにはグッと来た。読み終わって、改めて出光という会社を考えるようになった。

加えて著者の日本語がとても快い。よく時代を調べ、それを物語のバックに上手く嵌め込んでいる。「永遠のゼロ」は素晴らしい作品だったが、これも劣らず良かった。


Friday, 31 October 2014

博多でヘラクレス

博多で4時間も時間を潰すことになった。快晴の中、こんな時はテニス日和なのにと悔いた。だったら昼から飲むか!とばかり、博多駅の寿司屋に入った。一つ二つツマミ、カウンター越しに「時間が余っちゃって・・・」と言うと、おばさんが「それなら映画がいいよ」と教えてくれた。今の博多駅にはシネコンがあるという。近くのエレベーターに乗ると大きな映画フロアーがあった。

観たのは「ヘラクレス(Hercules)」、ギリシャ神話に出て来る英雄の話だった。やや稚拙な感じがしたが、時間を潰すには持って来いだ。意外と発見もあった。例えば日本語ではヘラクレスと書くが、英語ではハーキューリーと発音していた。そういえばどこかで聞いたことがある名前だ。そして舞台はマケドニアである。マケドニアと言えば、昔流行ったシュワルツェネッガー主演のコナン・ザ・グレード(原題はConan the Barbarian)の舞台もマケドニアであった。どちらも力持ちをテーマにしている作品だ。名探偵コナンの名前もそこから来たのかと思ったが、こちらはコナン・ドイルから借用したようだ。

ともあれ博多でヘラクレスに会うとは思わなかった。

Thursday, 30 October 2014

秋の有馬温泉

大阪に行った序でに有馬温泉に泊まった。一度は訪れたかったが、今や大阪は日帰りコースのため中々その機会が無かった。有馬は草津と並ぶ日本三大湯かと思っていた。ただ調べてみると、道後、白浜と並ぶ日本三古湯という。

電車を乗り継ぎ、日も暮れた頃に温泉駅に着いた。六甲おろしとは聞いていたが、大分寒いのに驚く。宿に入り早速湯に浸かる。湯は2種類あって、鉄分を含んだ茶色の湯と透明の湯があった。旅館の人によると、茶色は金泉、透明は銀泉と呼ぶという。風情があるのは金泉だが、湯質は銀泉がいい。ヌルヌルして、素人にもその良さが分かる。

有馬温泉は高台の山の中にあった。そのせいか夜はとても静かだ。地元の銘酒「櫻正宗」の純米吟醸に松茸の吸い物が合った。暫し過ぎ行く秋を楽しんだ。

Monday, 27 October 2014

車選びは夢選び

車探しをしていると、ビックリすることばかりだ。5-7百万円するローバーやトヨタのランクルが、「それ、もう売れました」とディーラーがさり気なく言うからだ。中には10百万円を超えるベンツもある。一体どんな人がそんな高級車を買うのだろう?聞くと「やはり、芸能人の方とかスポーツ関係の方が多いです」という。流石花形の職業は違う、松井の一打席50万円とか言っていたのでその類の人達だのだろう。

ただ周りを見渡すと、年配サラリーマンにも変化が出始めている。今までポンコツに乗っていた人が、突然ベンツを買うパターンである。退職金が入ったり、永年の願望を形にするなど動機は様々だが、「人生最後の一台」と思い思い切って買うようだ。それは最後の晩餐に似ているが、違うのは大きな投資をすることだ。

毎日グルメを楽しんだり、家を改築したり、はては世界旅行に出かけたり、人生の締めの形は人によって様々だ。ただきっと車の選択もその中の実現可能メニューの一つなのだろう。投資をすると現金は無くなるが、代わりに夢が手に入る。車選びは夢選び、その魅力は奥深い。



Sunday, 26 October 2014

Michael Chang

Michael Chang became a coach for Nishikori. After getting Chang`s advice, Nishikori changed his tennis style that was more aggressive and offensive. This effect brought US Open to have reached the final. It was incredible!

Chang took French Open Tennis Title in 1898 beat Edberg.  I watched semi-final match with Ivan Lendl and never forgot the fight that a boy was against giant. His under service made upset for Lendl. During the French Open in June, Tiananmen Square protest occured. Many people overlap chinese american Chang with a man standing in front of tank. He was a symbol for freedom then. 

Chang is again causing a miracle to happen at court. He stands in the spotlight as well as Nishikori.

Saturday, 25 October 2014

中古車探し

長年乗っている車の車検がやってきた。見ればもう13万キロを超えている。大分古くなったので車検は毎年か思い次の車を探し始めた。昔は10年を超えると車検が毎年やってきたが、最近その規制が無くなったようだ。運輸族の資金源かと思って諦めていたが、どうやらアメリカの圧力らしい。

ヨーロッパでは30~40万キロの車はザラだ。私も6万円で買った三菱ギャランに乗っていた。走行距離は34万キロだがちゃんと走った。日本は何故か10万キロを超えると危ないと言われている、本当だろうか?

トヨタ、日産、クライスラー、ベンツ・・・見れば見るほど目移りしてしまう。10年前に比べて車の値段は随分高くなったと感じる。トヨタの中古車は中東に持って行けばいくらでも売れる、そんな海外との流通網が出来たせいなのだろうか?それにしても車には魔力がある。一度見始めると、どんどん引き込まれてしまう。

Friday, 24 October 2014

SMスキャンダル

新しく就任した宮沢経済大臣が、その政治資金でSMクラブに行っていたという。本人は早速会見し、それは秘書で自分は行っていないと釈明していた。それにしても取り巻きも含め、その次元の低さにただただ飽きれてしまう。

SMクラブ、英語ではSMセックスクラブと書くように、一般的には如何わしい場所の一つだ。「行きたいならポケットマネーで行けよ!」と言いたい。それにしても、小渕さんの写真入りワインや団扇の話など、正直どうでもいい話が多すぎる。法律がおかしいのか、それともマスコミに乗る民度が低いのか、もっと国会では大事な話題を議論して欲しい、その一語に尽きる。

馬鹿らしくて、思わず「それで宮沢さんはSなのMなの、どっちなの?」と捨て台詞を吐いていた人もいた。秘書がやったにせよ、所詮秘書も政治家の一部だ。当分宮沢さんからSMのイメージが消えないだろう。

Thursday, 23 October 2014

カボチャ人形

 ハローウィンが近づき、街のあちこちにオレンジ色のカボチャ人形が飾られている。近くのビルの1階にも大きなデコレーションがある。その前を通り過ぎようとすると、3-4歳の幼稚園児が来ていた。それも先生が押すワゴンのような台車に皆一緒に乗っている。お揃いの黄色の帽子を被り、まるで詰め込まれたタケノコのようで、思わず微笑んでしまった。

ふと思い出したのは、酒屋の自転車の荷台に乗っていた自分だった。子供の頃、近くの酒屋のお兄さんが配達時に、自転車の後部座席に酒と一緒に乗せてくれたのだ。風を切って荷台から眺める街の景色はとても新鮮だった。

子供と思って侮ることなかれ、子供は小さな大人だ。カボチャ人形はきっと忘れない思い出になるだろう。

Monday, 20 October 2014

Vulture fund

Nikkei stock came off 700 yen last week and recovered 500 yen today. It is just for one day that market is very volatile. Individual investor is hard to catch up this trend. I am not exceptional one. I buy the stock when it goes up expecting the price goes more and sell thinking the price goes down more. Logically it is an easy mark away from getting profit. 

When I had an opportunity to talk with my friend who was a professional trader well knowing the market practice. He said it is a hedge fund that pours cold water into the baked stone when the price hit high. It also calls out individual confusion selling. Then it is the best timing for the hedge fund to buy back at the low price.

They are called vulture funds. Vulture eats the animals when they become weak. We should be care not to be eaten by vulture.

Sunday, 19 October 2014

大統領の料理人

TVで映画「大統領の料理人(Les Saveurs du Palais)」を観た。如何にもフランス映画らしく、本音がぶつかり合っていて面白かった。

フランスは革命以来、ブルジョワジーの国と言われる。中産階級、詰まる所は個人が中心である。例えばサラリーマンの休暇、誰でも1カ月のバカンス休暇を国から保証される。これはどんな会社に入ろうと、どんなに嫌な上司がいようと、休暇は国民の権利として国から与えられる。映画の主人公も、ミッテラン大統領から直に依頼されたので怖いものはなかった。最後は流石に官僚厨房に敗れるが、その戦いぶりは極めてフランス的だった。

もう一つ、映画にも出て来るがフランス人は寸劇が上手い。映画でも主人公を湛える寸劇が披露されていた。私が入っていたヴァンセンヌテニスクラブでも、クリスマスの納会に寸劇があった。出し物はメンバーの奥さんが水着でビーチに居っていて、そこの男が通り誘惑する・・・というストーリーだ。その舞台設定といい、とてもコミカルだ。フランス人は目と目を見て話す、云わば人と人の距離がとても近い国民だ。劇になるとそれが良く分かる。

Saturday, 18 October 2014

銀座の寿司屋

ワケあって銀座にお寿司を食べに行った。久々の銀座は、相変わらず高級感が漂っていた。若い頃はそのうち馴染みの店が出来て、足繁く通う日々を疑わなかった。それがその内縁遠くなり、気が付けば昔の景色なっていた。

してカウンターに座り寿司を注文した。客は常連風ばかり、隣はこれからご出勤のチーママを連れた男だった。薀蓄と自慢話に1人で盛り上がっている。店は昭和28年の開業で、板前は開業当時から来続けており、今では90歳を過ぎるという。羨ましいようなそうでないような複雑な心境になる。

バブルが弾けて20年以上が経った。嘗ては交際費と出世払いで何軒も梯子したものだ。帰りは決まってタクシーだったから、今から思えば夢のような世界だった。サラリーマンが去り、飲んでいるのは自営業の人達なのだろうか?と余計な事を考える。

終わってから行き慣れた「ライオン」に寄った。銀座は遠くなりにけり。

Wednesday, 15 October 2014

T老人の一言

我がテニスクラブには色々な人が居る。中でも「T老人」という愛称のTさんは変わり者で、80歳近くになっても毎日コートに通っている。Tさんは愛される年寄りと言うより、唯我独尊タイプだ。嫌味を浴びせながら、その霞を食べて生きている、所謂意地悪バーさんだ。試合をしようものなら、相手の打ったボールがラインを割ると、大きな声で「アウト!」と叫ぶ。テニスの基本は「自分に厳しく相手に有利に」だから、ムッとくる人は多い。

そんなTさんだが、ある時「テニスより面白い事覚えては駄目だよ!」と冷やかされた。今年はゴルフ場に通う回数が増えた半面、コートへの出席率が下がっていた頃だった。それを聞いて、ハッとした。別に浮気している訳ではないが、テニスは短時間で運動量も多く、何よりお金が掛からない、終わってからのひと時は、ゴルフのモヤモヤに比べればとても爽快だ。いつの間にかそんなものが身近にあったのを忘れていた。

何気ない他人の一言は、時々我に帰る。

Tuesday, 14 October 2014

Rumanian spirits


A friend of mine gave me a Rumanian spirits which was called ZETEA. It was a very strong liqueur that was similar to eau-de-vie in France. It was a plum based one and the taste was so fruity though the alcohol was strong.  

This new experience makes me ease the prejudice for Rumania. The most famous man in Rumania is Price Vald Dracul the Impaler and
Nicolae Ceaușescu for me. I am so scared both of them. Especially the story of Vald Dracul, he stick the spear to his enemies into anus without killing them and took lunch seeing the bodies. Dracul (Dracula) became the man who suck woman's blood in the novel after that. Ceausescu was also the tyrant. He made Nadia Comaneci to be his personal belongings.

ZETEA makes me also nostalgic as if I were traveling unknown country.

Monday, 13 October 2014

アリスと竹中さん

週末になると台風がやって来る。折角の連休も台無しだ。仕方がないので、家で音楽を聞いてみる。暫く聞いていなかったアリスのCDがあった。こんな日にはピッタシ、どれも70年代半ばの曲だ。

アリスと言うと、竹中さんのことを思い出す。竹中平蔵さん、学者だが小泉内閣では大活躍した人だ。歯に衣を着せない、切れ味のいいトークは昔から変わらない。竹中さんは若い時からスターだった。開銀に入った頃から、キンザイ(金融財政事情)の論客として常連だった。髪がフサフサ、名前も幕末の志士のようで、兎に角格好良かった記憶がある。

そんな彼の素顔に触れたのが、暫く前に出た「竹中式、マトリックス勉強法」である。雲の上の人が、意外と普通の人なんだと思えた。そして彼はアリスの大ファンだ。今でもアリスのコンサートには欠かず行くという。本の終わりも、「鳥は向かい風の中 飛び立つ」という谷村新司さんの言葉で締めている。

Friday, 10 October 2014

マララのノーベル賞

古くからの友人にA君がいる。彼のお嬢さんが芸大を出てソプラノ歌手になった。いつぞやそのリサイタルに招待されて行ったことがあった。本当に娘さん?と思える出で立に驚いた。A君にとっては自慢の娘、そのに至る過程も大変だった。何より海外留学費が大きかった。ただ功あってヨーロッパの小さなコンクールで優勝した。それが箔になりその日を迎えたようだ。A君は今ではマネージャーのように、娘のチケットを売っている。

今日はノーベル平和賞が決まり、パキスタンのマララ(Malala)が受賞した。彼女は女性教育を訴えたのが評価されたらしい。安倍さんではないが平和賞は極めて政治的だ。かつての佐藤首相の時も驚いたが、今回は憲法9条が候補になっていたと云うから、それに比べれば極べれば妥当な選択だった。

受賞はその後の人生を大きく変える。マララはまだ17歳、ノーベル賞の重みは大きいから、これからの人生が大変だ。