師走の街、暫く前からあちこちにクリスマスツリーが立ち始めた。自分とは関係ないと思っていても、不思議と気持ちが和らぐ魔力を持っている。
そのクリスマス、この前ある外人から、「クリスマスと聞いて何を思い出すか?」と聞かれた。答えに詰まったが、思い出したのは、3年前のタリンのクリスマスツリーだ。市庁舎の前の広場に大きなツリーが立っていた。周りには多くの夜店が出ていた。氷点下10度以上というのに、観光客で賑わっていた。ホットワインで体を温め、民芸品のセーターや帽子の店を覗いていた。
そのクリスマス市場、発祥は13世紀のドイツという。ヨーロッパには2000以上のクリスマス市場があり、4億ユーロ(約560億円)の売り上げがあるという。その多くは今でもドイツで、観光地のロマンティック街道には、1年中クリスマスの飾り付けを売っている店もある。夜店の出展料も年々上がり続け、8M²でフランスのボルドーでは4-8千ユーロ(56~112万円)に対し、シャンゼリゼは14千ユーロ(約200万円)もするという。ともあれツリーには思い出と夢が詰まっている。
No comments:
Post a Comment