大宮から上越新幹線に乗った。自由席だったが結構混んでいた。幸い3人用の窓側が空いていたので、通路側に座っていた人が立って通してくれた。続いておばさんもやってきて、真ん中の席に座った。やはり通路側の人が、自分の荷物が取って通してくれた。通路側の人はゴホゴホ咳をしていて、何か偉そうに威嚇する訳でもないだろうが、そんな気がしないでもない。
して次の駅の高崎で降りると、彼も降りた。一見どこかの大学教授風かと思ったが、背丈は190㎝近くはあるし、矍鑠としていてちょっと感じが違う。紺のブレザーに旅行用のバックを持っている後姿を見て気が付いた・・・「アッ、広岡だ!」。これで新幹線で出会うのは2度目だった。
広岡は元巨人のショート広岡、王や長嶋と9連覇のジャンアンツ黄金時代を築いた立役者だ。子供の頃は、憧れてその背番号2番を付けていた人だ。その後ヤクルト、西武ライオンズを日本一に導いた監督として、管理野球の方が有名になった。ただ個性が強い人だったようで、いろいろ軋轢もあったようだ。後ろ姿はとても80代には見えない。多分どこかの講演会に行く途中だったのだろう。凛としていて、今でも近付き難い雰囲気がある。
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