Sunday, 1 December 2013

悪化する日中関係

日中関係が悪化している。尖閣を国有化してから次第に、特に先日の航空識別圏の設定では緊張感が一挙に増した。お互いにスクランブルを駆ければ、一触即発はもはや時間の問題だ。中国大使館が在日の中国人に、有事に備えて登録を促したのも事態の深刻さが伝わって来る。

戦争はある時降って湧いてくる。詰将棋のように、一手一手駒を進めるうちに、後戻りが効かない処まで来るからだ。問題はその後だ。どうやって納めるか、ケンカをやってみると分かり易い。そこに至るまでの過程があるから、お互いそう簡単には引き下がれない。最後はなぐり合いがうっぷんを晴らすまで続く。そうしないと中々終わらない。

先日京都を歩いていたら、中国語を話す一行と一緒になった。思わず「So beautiful !」と囁いた。すると一人の中国人が、「どうして私たちが中国人だと分かったのですか?」と、流暢な日本語でを聞かれた。「だって中国語で話していたじゃない」と返すと、「ああそうでしたね」と悪びれた様子になった。それはとても何か変な会話であった。中国に住む日本人も外出しなように気を付けているというが、日本を旅する中国人もそうなのだろうか。

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