日本の食文化は世界一である。値段も沙流ことながら、その質とバリエーションは稀有なものがある。代表的なのはラーメンだ。たかがラーメン、去れどラーメン、その味に込める人々の情熱は凄いものがある。ラーメンでしてこの競争力、底辺のしっかりした日本の食文化を象徴している。
人は衣食住でバランスを取っている。日本の国土は狭いので、住は諦めて食と衣に注力している・・・と思っていた。ミシュランが本場フランスを凌ぐ星を得ているのは当然だし、ユニクロの登場も然り、しかし住宅環境は諦めていた。ところが、そうでもないらしい。
久々に昔の職場仲間と焼き鳥屋に行った時のことだ。オープンスペースの、どこから見てもこれ以下ない店であった。話が弾んだ頃、隣にアメリカ人2人が入ってきた。聞くと流暢な日本語で「焼酎梅入り、枝豆とつくね2本・・・」とオーダーしている。どうやら長年日本に住む英語教師だそうだ。ウェルカム!から始まり意気投合すると、日本や住み易いという話になった。駅から10分以内の1DKで6-7万円に住んでいるというが、それはNYの家賃の3分の1だそうだ。飲み代もマンハッタンでちょっと飲めば70ドル、7000円の世界に比べて東京は安いという。デフレの影響もあって日本は結構いい水準まで落ちて来たせいかも知れない。ともあれ外人に住み易いのはいいことだ。
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