銀行をテーマにしたTVドラマは、どちらかというと今までは銀行が悪者だった。それに比べ、正義感溢れる半沢は、視聴者を味方に付けているので受けている。
ついでに、この原点になった池井戸潤著「俺たちバブル入行組」も読んでみた。半沢の就職活動はとても身近だった。バブルの頂点で銀行に入っていればもう40代後半だ。もうすぐ部長になる年頃だが、右肩下がりの日本経済の中、不良債権の回収ばかりやっていた世代である。こうしてTVで取り上げられるようになったのも、長かったトンネルをやっと抜けたからなのだろう。人々の気持ちも、バブルの遺産整理は過去のものになりつつある。
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