最近は歳のせいか、やたらにXX会という同窓会が多くなった。親しい仲間内なら兎も角、大勢の会となると全員が来る訳ではない。大体参加するのは2割程度だ。それには理由がある気がする。
参加しない8割の人の4割は、今の環境が不遇だからだ。昔は有名会社、肩書きもあったが、子会社孫会社、牽いては仕事が無かったり、あっても意に反した仕事をしていると気が退けるからだ。そこまでして姿を晒したくないという思いがある。一方成功して偉くなればいいという訳でもない。次の4割はそういう人たちだ。社会的には崇め建てられているかも知れないが、昔の仲間になれば遠慮はない。そこで「おまえ、昔は悪いことしたよな!」と言われれば、世間体が気にかかる。ならば逸そ行かない方がマシだという選択だ。そして残り2割は病気、多忙、気力喪失・・・等々だ。
それを思うと、多くの人の人生は不連続だ。仕事だけでなく、恋愛、結婚、子供の進学、親の健康、ローン等々、思うように真っ直ぐに進んでいく人は少ない。途中で折れ曲がったり、右肩下がりになったりすると、過去と決別したい気持ちになる。同窓会は過去との出会いの場、だから複雑なのだ。
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