Thursday, 8 August 2013

ケン・フォーレットの新作

立て続けに、ケン・フォーレットの「大聖堂(The Pillars of the Earth)」と「Winter of the World」を読んでいる。どちらも長編で登場人物も多く、シナリオが錯綜しているので中々筋を追うのが大変だ。

大聖堂は1989年の作で翻訳も2005年なのでちょっと古い本だ。一方後者は、昨年出版された3部作の2作目である。第1作のFall of Giantはまだ読んでいないが、もう来年には完結編のEdge of Eternityが出るという。第2次大戦下のロンドン、ベルリンなどを舞台にしたファミリーを追っている。戦時下の普通の人々が見て取れるので面白い。

ケン・フォーレットはジャック・ヒギンズように、とても男らしい小説を書くのでファンだ。特に初期の「針の眼(The Eye of the Needle)」は映画にもなった逸品だし、このブログでも書いた「Jackdow」や「Hornet Flights」は舞台が第2次大戦末期という、私好みの設定である。読む方も大変だが、物凄い勢いで書いている作者に頭が下がる。

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