Saturday, 24 August 2013

フォート・ウィリアムスの宿女将

スカイ島からローモンド国立公園(Loch Lomond)を通り、フォート・ウィリアムス(Fort Williams)という景勝地に一泊した。途中、美しい古城や自然の景色を楽しんだ。
 
ここでもどこも宿が満室で、心細くなったが頃やっと高台に空き室を見つけた。B&Bでもピンからキリまであるが、そこはキリの方だった。怖そうなおばさんが一人で錐揉みする小さな一軒家で、普通70-80ポンドの宿代も半分だった。珍しく靴を脱いで入ってくれと云われる。

翌朝は7時半に朝食を頼んだが、6時ごろからバタバタ下で音が聞こえる。降りていくと、おばさんが「昨夜兄が危篤になった。これから飛行機でバーミンガムに行くの!」という。目は真っ赤、あまり眠てない様子で疲労感がにじみ出ていた。「明日は既に8名のお客さんの予約が入っているので、連絡が取れなかったら戻って来なくては・・・」と心配している。見ていてとても気の毒になったが何も出来ない。唯一ここを早く離れることだと、逃げるように立ち去った。未だにそのおばさんのことが気になる。

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