Friday, 28 June 2013

幸之助の教訓

久々に大阪に行った。北浜に泊まり、こじんまりした居酒屋で、地元のマダケ(筍)、ハモのキュウリ和えを肴に、丹波の酒を楽しんだ。大阪というとドブの匂いが鼻を突く先入観があったが、随分と洗練された町になってきた。
翌日は松下幸之助の記念館に寄ってみた。今更だが、幸之助さんは立派な人だっと思った。丁稚でスタートした少年時代、路面電車を見て電気社会を予感したそうだ。写真を見ていて、子供の時から最後まで、顔や目つきが殆ど変っていないのにビックリした。早くして生涯の天命を悟ったかのような人に見えた。

パナソニックは今や大変な時を迎えている。赤字で5000人を削減する一方、18億円の退職金には世間がびっくりした。幸之助さんがいたら、多分こんなことにはならなかったかも知れない。使い古された語録に思うところは少なかった。でも、「愉快に働いておられるか?」の教訓は、十分今に通じる天の声である。


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