トルコが揺れている。小競り合いは昔から日常化している国だけに些細なことでは驚かない。ただ今回は負傷者だけでも4000人を超えたというので異常事態だ。禁酒や子供3人の出産強制が発端らしい。
それにしてもトルコはよく分からない国だ。東西の接点だけに文化が混じるのは分かるが、イスラム教にあって、キリスト教圏のEUに入りたいと言う。また今回の禁酒にしても、イスラム教なら当然なのに公然と飲んでいる。その辺、オスマン帝国がイスラム教とギリシャ正教の両方を受け入れていた名残なのだろうか?また一口にトルコと言っても、クルド、アラブ、ギリシャ、アルメニア等様々な少数民族が入り乱れる国だ。そのため言語が多岐に渡るが、トルコ語を強制して抑え込んでのが現状だ。このブログでも紹介させてもらった小島剛一氏の本に良く書かれている。その意味で、バルカン半島のように一度事が起きると火が付く風土である。
古くはナイチンゲールやアラビアのロレンスの舞台にもなった場所だ。オリンピックの対立候補ではあるが、飛び抜けた親日国である。遠い国だが、暫く見て行こうと思う。
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