Tuesday, 23 April 2013

血が騒ぐ戦記本

若い人と飲んでいたら、「永遠のゼロ」が面白かったという話になった。ミッドウェーの敗因や桜花の話など、とても思うところがあったという。私も最近の1冊と聞かれれば、迷わずにこの本を挙げる。ただ戦争オタクと思われたくないので、自ら話すことはない。それだけに、この日は流石身を乗り出した。
 
その彼が、他にもその類の面白い本はないかと聞くので、何冊か紹介した。映画にもなったが「日輪の遺産」、佐々木譲の3部作「ストックホルムの密使」、「ベルリン飛行指令」、「エトロフ発緊急電」、帚木蓬生の「ヒットラーの防具」などを薦めた。外国物もあるが、ひとまず無難な線で収めた。加えて、靖国神社の遊就館に桜花の本物がある事も教えてあげた。

こうして血が騒ぐのはやはり日本人のDNAだろうか。最近もある本で、昭和17年に米国オレゴンの森を爆撃した日本機の話を見つけた。前にも後にも米国本土を爆撃したのは、これを置いてない。搭乗員は戦後アメリカから招待され、その勇気を称えられ、大統領からホワイトハウスの星条旗まで贈られたという。土浦にそれが現存しているというので、近いうちに見に行こうと思っている。



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