Monday, 29 April 2013

ゴールドでない連休

ゴールデンウィークの行楽地は賑わっているが、都心は至って静かだ。こういう時には、人のいない東京で過ごすに限る。道路は空いているし、レストランもガラガラだ。第一お金が掛からない。遠出をしている人には失礼だが、本当の贅沢とはこういうものを指すのではないか、と思ってしまう。

この連休制度、サラリーマンにとっては祝日が続くので有難い。ただ本当にそうなのだろうか。日本は会社ごとに休みを決めるが、フランスなどは国の専管事項だ。人々は勤めている会社とは無関係に国から休みを与えられる。国民は国と契約しているため年間XX日の休暇が保証される。そのため仮に会社を代わっても休日は持ち越される。こうして人々は、好きな時に休みを取る仕組みが出来上がる。

誰かが祭日と民度は反比例すると言っていた。祝日の多い国は途上国に多く、先進国には少ないという意味である。個人の自由の問題でもある。遅かれ一斉休業などは、その内死語になるように思う。ゴールデンウィークやお盆に旅行する高いコストは、国が個人に転嫁しているのかも知れない。戦後68年、そろそろ気が付いてもいいのではないだろうか。





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