昔隣にインド人が座っていたことがあった。昼になると良く一緒に出掛けたが、勿論行くのはカレー屋だ。日ごとに店を替えるが、毎日は正直辛かった。ただそのお蔭で、意外と町にカレー屋が多いのも発見した。その中で彼のお気に入りはCoCo壱番、やはり美味しさは世界に通じるものがある。
ところでそのカレー、バーモントカレーはリンゴと蜂蜜のまろやかな味わいで、ハウス食品の長年のヒット商品である。TVコマーシャルは、最近でこそ嵐の何とかという若い男の子だが、昔は西條秀樹だった。彼の明るい歌声と共に、それまで辛くて大人の食べ物だったカレーを、子供でも食べられるようにしたのは大成功だった。
バーモントはアメリカのバーモント州、リンゴと蜂蜜の産地のところから、商品のネーミングを借用したらしい。バーモント州はカナダに接するフランス人の多い州だ。このためバーモントの本来の意味は、フランス語で緑の山(Les verts monts)だった。日本のカレーとは全く関係ないが、地元の人がどう思っているのか、いつか聞いてみたい。
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