今週の土曜日、新宿御苑で安倍首相主催の桜を見る会が披かれた。生憎朝から曇り空の寒い日、八重桜といってももう散っていた。それでも1万人の人が訪れたという。震災もあったので3年ぶり、景気も良くなってきたので人々の顔も明るかった。
朝9時から招待者は新宿門から入る。招待状にはご夫婦と書いてあるので、原則2人一組だ。普段は車の通らない道が、タクシーで渋滞している。入り口で日本酒用の枡が渡され、テントで楽しむという趣向だ。勿論招待なので、屋台の飲み食いは無料だ。
安倍さんも忙しかった。ももいろクローバーZなる少女隊や、由紀さおり、鶴太郎、アグネスチャンなど有名人との記念撮影の写真が新聞に出ていた。「葉桜になっても、もう一度咲く」の話をしたようだ。今の日本人はこうした華やかな権威に飢えている気がする。知事、区長なども、山ほどある公共施設で地元の人を招待し宴を披けばいい。芸能人、著名人が来れば盛り上がる。冷めた世の中だが、人々は心のどこかでカリスマを求めている。
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