Thursday, 18 April 2013

人口減少と日本の未来

2012年の日本の人口が発表され、昨年だけで28万人が減少したという。日本はこれからの20年で1000万人減少するというので、単純に考えれば毎年50万人づつ減る計算になる。50万人と言えば大変な数だ。金沢市や福山市が毎年1つずつ無くなっていくようなものである。それもまだ始まったばかり、ジェットコースターでいえば、やっと下りに差し掛かった所だ。
 
多くの人はこの減少を悲観しているが、私は全く反対だ。日本の人口は1億3000万人もいるので、1000万人減ってもまだ大国には変わりない。そもそもアメリカ、中国などの大国を除けば、世界の国の規模は数百万人が一般的だ。民主主義も、適度な数の方が旨く機能する。
 
そして、日本人の定義がこれからどんどん変わっていく。従来の純血主義から、「日本で生まれた人、日本語を話せる人が日本人」の時代になって行く。肌の色、親の祖国、オリジナル言語等様々な人が同居する国になる。サッカーのラモスやドナルド・キーンさんのような人でも未だにお客さんだが、それも時間の問題だ。その証拠に、今の日本経済を支えているのは外国からの短期労働者である。統計には出てこないが、飲食・土木業などは典型だ。企業が海外進出する時代は終わり、21世紀は内なる国際化の時代である。こういった人達をちゃんと受け入れ進化する・・・そう思うと日本の未来は明るい。

 

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