Tuesday, 2 April 2013

「4月の魚」の日

今日は新年度、アオキのスーツに身を包んだ男女が電車に乗っている。初々しさとぎこちなさ、夢に胸を膨らます若人を見ながら、若い頃の自分を思い出している人も多いのではないだろうか。

4月1日と云えば、エイプリルフールでもある。この起源は云わずと知れた4月の魚である。時は16世紀のフランス、当時4月1日だった年度初めが、王様の命で突然1月1日に代わった。慣習の残る人々は、暫くの間4月1日に年賀を贈り合った。当時のお祝い品は魚、ところが時間が経つにつれそれも形骸化し、最後は箱だけになった。このことから箱の開けても中身は空っぽ、「あらマー!」と、人々は騙されたと思ったところからこの言い伝えた始まったと言われている。フランスで、この日を「4月の魚(Poisson d'Avril)」と呼んでいるのはそのためだ。

最近TVを見ていたら、未だに「ドッキリカメラ」をやっていた。どぎついし、芸能人の仕事とは云え、人の気持ちを傷付けるので不快だ。人を驚かすのはユーモアの範囲だ。「人の不幸は蜜の味」などと思っている内は、幸せになれない。
 

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