3月に入り、急に暖かくなってきた。梅が咲き始め、ウグイスの鳴き声が彩りを添えている。正に春本番である。これからモクレン、桜、レンギョウが来て、4月半ばの新緑に繋がって行く。何かが始まる予感がする、不思議な時期である。
先日、昼の散歩を兼ね、港区の愛宕神社に登ってみた。愛宕山は都内にあって緑が多く、高台のせいかとても静かな所であった。あの鉄道唱歌「汽笛一声新橋を・・・・愛宕の山に入り残る 月を旅路の友として」にも出てくる、昔は東海道線から見えたようだ。何やら防災の神様でもあるらしいが、当の神社も火災にあったようだ。
山頂に着くと、近所のサラリーマンが寛いでいた。風流な池、紅白の梅、京都を想わせる茶店、急勾配の石段・・ちょっとした都会のオアシスであった。昔良く行った湯島天神に似ていた。そこで一句、「愛宕山、江戸を見守り400年、来たれし者を古(いにしえ)に誘う」。
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