今日、マレーシアで日本人の女性(38)が、覚せい剤持ち込みの罪で死刑が求刑された。まだ上告の余地はあるとは云うものの、厳しい判決だった。マレーシアはシンガポールと並び、クリーンな国と言われている。クリーンという意味は、綺麗という他に厳格という意味もある。ガム・タバコ、そして(女性の裸の写真が載っている)日本の週刊誌など、昔から取締は厳しい。
これを題材にした映画が、「ミッドナイト・エクスプレス(夜行特急)」である。舞台はトルコ。ハシシを持っていたアメリカ人学生が逮捕され、過酷な牢獄生活を送るストーリーだ。見ていて誰もがこんな処で死にたくないと思う。タイトルの意味するところは、闇に塗れ、夜行特急にでも乗らないと一生そこから抜け出せないということだ。
イスラム国家は戒律が厳しいだけ、欲望のはけ口も異常だ。映画「アラビアのロレンス」でも、トルコ軍に捕まったロレンスが男色の屈辱に合う。それまで実直だったロレンスはそれが契機でヒトが変わり、今度は敗走するトルコ軍に襲い掛かることになる。最近でもイスタンブールを観光していた60歳の日本人おばさんが、路上で痴漢に遭ったと聞く。奥さんを4人も持てるならいいじゃないと思うのだが、事情はそうでもないらしい。
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