TPP参加が大詰めを迎えている。TPPについて深く勉強した訳ではないが、防戦一方の議論に違和感がある。殆どの関係者は、業界の用意したペーパーを読んでやっているのだろうが、世界に出て行くいいチャンスだということは、書かれていないようだ。これに限らないが、要約、翻訳に頼るとどんどん歪曲し、別物の世界に入り込んで行く。日本語で整理されると一見心良いが、やはり英語に触れないと本質から遠くなる。ハンバークライスやカツどんを食べて、西洋料理を語っているようなものである。
もう一つは、こうしたスキームを作るのは欧米人が得意で、日本人は全く不得手だという事だ。会社で外国人と競った人なら誰でも知っている。しかし日本人は一度スキームが決まれば、その枠に合わせて順応する才能がずば抜けているのも事実だ。この役割分担で今までやってきたといっても過言ではない。
先日ある人と話していたら、アマゾンが話題になった。アメリカのアマゾン製品の価格は平均日本の半分、テニスラケットなど4分の1もある。問題は英語だ。これが壁になって一般の日本人には疎遠だが、既に日本にいて破格の値段で買える世界がある。もうTPPは始まっているのだ。世界の流れは歴然、あとは若い世代の力を信じて流れに身を任せれればいい。恐れているのは年寄りばっかりだ!
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