Monday, 4 February 2013

ジェフリー・アーチャーの続編

暫く前にジェフリー・アーチャーの新作「父親の罪(The Sins of the Father)」を読んだ。これは以前このブログで紹介した「全ては時が語る(Only Time Will Tell)」の続編である。

前篇では、愛し合う2人が、結婚を前にして父親が同じだと告げられたところで終わる。物語は第1次大戦に突入、主人公の乗った船が沈没するところから始まる。九死に一生を得た彼は、自分の過去を消し去ろうと死んだ同僚とすり替わる。ところがその同僚が元殺人犯だったことが分かり、思わぬ濡れ衣が待っていた。一方、ヒロインはフィアンセが生きていることを信じ、長年かけて遂に彼を探し出す・・・舞台は英国からアメリカに移り、例によってスケールの大きな大河小説だ。

再会した2人は何とか父親が違うことを探そうと試みるが、中々証拠が出てこない。決してスリルや迫力はないが、飽きのこない展開は流石だ。最後はどうなるのだろう、次なる出版が待ち遠しい。

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