若い頃、良くスキーに行った。決して上手くはないが、何とも言えない爽快感が好きだった。金曜日の夜になると、友人のH君を乗せて延々18号線を北上、山中で震えながらチェーンを付着、夜が明ける頃にスキー場に着き仮眠して滑ったものだ。考えてみれば凄いエネルギーだった。
海外でも良く滑った。本場のアルプスではバルディゼール、ティーニュ、バルトランス、シャモニー・・出張先のドイツでも、タクシーをスキー場に待たせて滑ったものだった(これは後日、運転手から地元の会社に伝わりバレてしまったが)。
今週は蔵王温泉に行った。聞いてはいたが寒さとガスが酷く、そこそこに切り上げ温泉に浸かった。今年は何度かスキーをしたが、それにしてもちっとも面白くない。スリルから出るアドレナリンも無ければ、山頂で味わう「生きている!」の実感も沸いてこない。歳なのだろうか? 蔵王は韓国人、中国人、オーストラリア人など、やたらに外人が目についた。それに次いで多いのは爺婆(ジジババ)だ。彼らは本当に楽しんでいるのだろうか?他人事ながら気になったのである。
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