テニスの全豪オープンが開幕した。錦織・伊藤・伊達の日本勢がそろって白星スタートをするなど盛り上がっている。今年もどんな展開になるのか楽しみだ。会場はロッドレーバーアリーナ、往年のロッド・レーバー(Rod Laver)の名を冠した会場だ。
レーバーは今から50年ほど前の、オーストラリアテニス全盛時代の選手だ。グランドスラムも2回獲得し、それまで見たこともないスピード感のあるテニスを持ち込んだ。同世代にはローズウオール、エマーソン、トニー・ローチ、女子ならマーガレット・スミスなど、蒼々たるプレーヤーがいた。そんな彼らと、60年後半の日本に来たことがあった。死んだアーサー・アッシュも一緒だった。当時出来たばかりの東京体育館で見た彼は、168cmと小柄ながら、物凄いサーブ&ボレーを見せてくれた。まるで牛若丸、木のラケット時代にあって、全く別物のテニススタイルだった。
彼も当年75歳になる。誰もが、あれが今日のパワーテニスの始まりだったことを肌で感じている。いつまでも元気でいて欲しい。
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