Sunday, 30 December 2012

遠い日のマレーシア

旧友のO君を正月のゴルフに誘ったら、マレーシアで仕事をしていると言う。彼も頑張っているな!と感心する。そして、暫しマレーシアのことを思い出した。

数年前に、出来たばかりのプトラジャヤ(Putrajaya)に行った。KLから車で30分ほどの新副都心で、霞が関をそにまま移した官庁街だ。ただ建物は人工的で、イスラムを意識したモスク風のビルは私の趣味ではなかった。一体こんな所に人が生活するのだろう?と思っていると、KLのショッピングモールには中東から来た黒いベール姿の人で溢れていた。中東から飛行機で4時間の、ここは趣味も嗜好も異なるイスラム圏の一角だったのだ。

若い頃は、ガスパイプラインの仕事をしていた。首都KLから海底油田のある東海岸のクアンタンまで延々と500Kmの道を車で走った時だった。小型バスが雨道でスリップ、クルクルと廻り気が付くと崖から転落の一歩寸前で止まった。九死に一生を得たが、ひょっとして自分はあの時マレーシアで終わっていたかも知れない・・・・、そんなどうでもいい昔の記憶が蘇るのであった。

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