エストニアでは別府を知って居る人が多い。当地の大学と姉妹関係にある立命館に留学しているエストニア人が多いからだ。ただエストニアの人は別府というと笑う。エストニア語で、べっぷの響きはお尻(Butt)に聞えるからだ。
大分に行った帰り道、その別府に立ち寄った。別府は30年前に一度行ったことがあるが、その時に泊まった杉の井ホテルはあるのだろうか?地元の人に聞くとオリックスに買われたけど、元気に続けていると聞いて安心した。街も人通りがあり、中国・韓国語が飛び交う。昼を過ぎていたので、中通りの食堂に入る。おばさんに何がお勧め?と聞くと、迷わず”とり天定食”と返ってきた。店内は地元の老夫婦が女将さんと井戸端論議をしている。ビールを傾けながら、東京にはないのんびりした時間の流れを感じる。
とり天は前夜に続き2回目だ。唐揚げと違って柔らかな触感が米に合う。お腹が一杯になったところで、近くの温泉に入る。これも歴史を感じるレトロな作りで、旅情を誘う。200円の入場料を払い、浸かった湯は流石別府、柔らかくシンまで暖まった。
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