Friday, 14 December 2012

温もりを残す川崎の町


一昔前まで川崎と言えば、スモッグと港湾労働者の街のイメージがあった。現在でもラブホテルやコリアンレストラン通り、歌舞伎町のような歓楽街は変わらない。先日も昼飯と思って入った養老の滝で、昼から多くの男達が酒を煽っていたのには驚いた。

 
ところが、線路の反対側は別世界だ。駅前のラゾーナと称する商業コンプレックスは、まるでシンガポールのような雰囲気で、センスのいい店が沢山入っている。近くのオフィスビルに入ると、1階のロビー全体が池というユニークなアリーナがあった。空に抜ける空間と静かに水を打った池、中央にはクリスマスツリーが飾られていた。池を囲むように人々がベンチに座り、それは久々に見る人工美であった。

一歩ビルを出た路地裏には、昔ながらの下町風情があり中華料理屋がやたらに目につく。多くは中国人のやっている店で、安くて量が多い。川崎は人の温もり残しながら、いい感じで進化している。

1 comment:

バルクキャリアー said...

こんにちは

川崎を南北に縦断する南武線が好きです。工場地帯から住宅地域を通り多摩丘陵のそばまで、都市近郊の風情がたっぷりです。多摩川も最近は魚が遡上してくる様になり、川崎もいろいろな面を見せてくれます。