ややオタクっぽくなるが、昔「ワイルドギース(Wild Geese)」という映画があった。イギリス政府が傭兵を雇ってアフリカの指導者を救出するというストーリーで、主役のリチャード・バートンが格好良かった。
先般アイルランドを旅行した時、「ボイン河の戦い」の古戦場を訪れた。1690年にアイルランドを舞台にした戦いで、イングランドのプロテスタントとカソリックの主導権争いであった。結果はプロテスタントのウィリアムス3世軍が勝ったが、この時に傭兵とした参加したのが地元のアイルランド人2万人であった。アイルランド人はカソリックのため、この時は敗者に廻ったが、彼らをワイルドギースと呼んでいた。
以来ワイルドギースという名称は、フランス、スペイン、イタリアなどのカソリック国で活躍したアイルランド人の傭兵を指したそうだ。映画「ダイハード」のジョン・マクレーン(John McClane)、「インディ・ジョーンズ」のハリソン・フォード(Harrison Ford)、古くは西部劇のジョン・ウェン(John Weyne)もアイルランド系だ。未だに勇ましい人が多いのはそのせいだろうか。
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