Monday, 7 November 2011

マレーシアの多妻制

先日いつもの様にパブで飲んでいると、出張で来たというマレーシア人とスウェーデン人の男が入って来た。


マレーシアはイスラム教なのに、彼はビールを飲んでいる。話を聞くと「国の外ではいいのだ」と言って肩を竦めた。そう云えば日本で会ったマレーシアの人もそう言って飲んでいた。国では厳しい戒律があるのだろう。昔クアラルンプールでフランス料理をご馳走になった時、ワインの代わりにスイカジュースが出てきて閉口した。そして「自分には4人の妻がいる」という。イスラムは確か最高4人まで妻を持てるのでおかしなことではない。ただ4人というのは多分多い方だと思い、「さぞかし色々大変だろ」と聞くと、「そんなことはない」と一蹴されてしまった。

一緒に来たスウェーデン人は、横で沈黙を守って聞いている。スウェーデンと言えばフリーセックス、大分意味合いが違って伝わっているが、要はユニセックスの先進国だ。女性が性的差別から解放され、社会的に自由になっている。ベストセラーになったスティーグ・ラーソンの小説「ミレニアム」の中で、その一面を垣間見ることが出来る。彼は時々頷いては首を傾げる。自由な1人を取るか、制約の中で4人を取るか、この先はもう少しアルコールが要りそうだ。

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