先日もたった2kmを走って11ユーロだというのでひと悶着あった。通常は3分の1の4ユーロ程度である。流石おかしいと文句を付けると、運転手もがんと譲らない。「窓に値段表が貼ってあるだろ」と言うので見ると、確かにその通りだ。それでも「値段表がおかしいよ」と言うと、「それならポリスを呼ぶ」ということになった。10分程してパトカーが到着、事の経緯を話すと、「この国には50社のタクシー会社があり、それぞれ値段は違う。乗る前にそれを確認して下さい」と言う。結局タクシーが正しいと分かりお開きになった。
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ただ悪いことばかりではない。先日、寒さで車のバッテリーが上がってしまったことがあった。人に聞いたら、「そんな時はタクシーの運転手に相談するといいよ」と言うので、近くのタクシーを呼んで充電したもらった。運転手は仕事そっちのけで、頭が下がった。土地の習慣に慣れるのは、まだまだ時間がかかる。
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