Tuesday, 4 October 2011

WhiskyとWhiskey

読書の秋、夏のアイルランド旅行に刺激され、ジャック・ヒギンズに凝っている。今となっては、やや古臭い感じはいがめないが、そこそこに楽しめる。

殺し屋が一仕事終えた後で飲むウィスキーは、決まってブッシュミルズ(Bushmills)かジェイムソン(Jameson)、どちらも勿論アイリッシュウィスキーである。私もこの夏、北アイルランドにあるブッシュミルズの醸造所を訪れ、年代物を試飲する機会があった。水のようだが、暫くすると体が自然に温まる不思議な感覚だった。このアイリッシュウィスキー、いつぞや紹介した林景一氏(現英国大使)の本が面白い。スコッチウィスキーはWhisky、アイリッシュウィスキーはWhiskeyとeが入ることも、その本で知った。確かに良く見てみるとスペルが違う!

もう一つ、トディー(Toddy)と呼ばれるホットウィスキーがある。冬の尾行から戻った殺し屋が、ウィスキーにレモンと砂糖を入れ、お湯で割って飲む。山に登らずに本の世界で山を楽しむ人を”Armchair climber(安楽椅子登山家)”というが、冒険小説の場合は何と云うのだろう?

1 comment:

E.M said...

Bushmillsの町には昨年行きました。バスで通っただけだけど、帰国して八重洲の酒屋で16年物もののBushmills Whiskeyがあったので購入しました。あらためて見ると、確かにWhiskeyでeが入ってますね。目から鱗!

当時のブログです。
「にわかスコッチファン」