Sunday, 2 October 2011

日本の芸術家

カドリオルグ公園で開催されているタリン建築祭で、日本の建築家、近藤哲雄氏の「森の道(Path of the Forest)」が評判を呼んでいる。森の空間の歩道だが、週末は行列が出来るほどのスポットになっている。

同時に日本庭園も公開された。こちらはSono Masaoさんという庭園家の作で、完成は2015年という。見た感じ、広大な公園の一角の為か、花鳥風月の侘び寂びの世界とは無縁である。ただバルトで最初の日本庭園、将来には茶室も出来るとのことで楽しみだ。


カドリオルグ公園は、18世紀初めに西洋進出を図った時の皇帝ピョートル1世が、奥さんの為に作った宮殿の跡地である。この人が居なければ、その後のソ連もなかったと言われている。当時のノスタルジーを求めて訪れるロシア人観光客も多い。旧ロシアの地にあって、日本文化が頑張っている。

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