Monday, 19 September 2011

環境と電気自動車

この春、三菱商事がエストニア政府から排出権10百万トンを購入したニュースが報道された。代金として三菱の電気自動車”i-MiEV(アイ・ミーブ)”を507台納入するという。日頃、日本との接点が少ない国だけに大きな話題になった。

町を走る車は比較的新しい。価格は日本と殆ど同じなので、多くの人は月300ユーロ(3万円)程のリース料を払って乗っている。所得差を考えると、結構な出費だ。一方で中古車も多い。郊外の中古車屋には、20万Km以上の走行距離の車がゴロゴロ置いてある。値段は6-10万円程度とこれまた安い。大丈夫なのかと聞くと、「毎年の車検が義務付けられているので、大事に乗れば40万Kmまでは走る」と言われた。


エストニアの発電源は二酸化炭素を多く含むオイルシェールのためか、環境への関心は元々高かった。早速、6月にアイ・ミーブでタリンから南仏のモンテカルロまでラリーが行われたようだ。当面はソーシャルワーカー向けに50台を割り充てる予定で、先月から利用申請の受け付け始めた。その内電気自動車のタクシーも出て来るかも知れない。

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