Thursday, 15 September 2011

徳永英明の歌声

朝晩の冷え込みが次第に厳しくなってきた。去年の冬、スーツケース1つでやって来た頃を思い出す。


辺りは一面雪景色、バルト海の街は比較的温かいと聞いていたが、近くのスーパーに500m歩いただけでも凍りつく寒さだ。人気のないヨーロッパ特有の景色も、余計寒く感じられた。日本では殆ど使わなかった雪山用のダウンジャケットが初めて役に立った。雪道を歩きながら、ナポレオンがロシアの原野を敗走する映画のシーンを思い出す。


家に居てもまだTVやパソコンが繋がらない、冷蔵庫のモーター音だけが鳴っている。そんな中、友人のT君が餞別にくれた徳永英明のCDに聴き入った。まさに”雪に染み込む”ような歌声であった。遠い過去のことや、色々な記憶が蘇ってくる。今年もまたあの冬が来ると思うと気が重くなる。

1 comment:

Anonymous said...

バルト海は流れ込む河川の水が多いのに、スカゲラック海峡で北海とセパレートされているので、比重が淡水と海水の中間で凍りやすいそうです。寒いのもわかります。

冬の北ヨーロッパも過ごすのは大変なのでしょう。飲みすぎに注意して、マイ・ペース、マイ・ペース、人生は自分のものだから・・・・。