エストニアに住んでいる日本人はまだ50人程しかいない。半分は留学生、そして大使館員、現地の人と結婚している主婦、芸術家等々、日系企業は小さな木材会社があるだけだ。そのため日本人がやっている本格的な日本レストランは未だない。
ただ昨今の日本食ブームで、現地の人がやっているレストランは何軒かある。物は試しに行ってはみたが結構流行っている。特に”Sushi ”は今や国際的な健康料理なので人気が高い。中には、日本のアニメを題材にウェイトレスがセーラー服で給仕するすし屋がある。名前がスシキャットというので、誰かに「日本では猫は神聖な動物なのか?」と聞かれたこともある。そう云えば、一度カフェでお茶を飲んでいた時、コスプレ姿の女の子の一団が入ってきた。聞くとタリン大学の日本語学科の学生で、わざわざ日本からコスチュームを輸入して楽しんでいるという。これには驚いたが、かくして日本文化は拡散していくのかと思った。
和食は恋しいが里心もつく。何もここまで来てイミテーションで我慢する必要もないと、遠慮させてもらっていた。ところが最近週に2日だけ、日本人の人が和食を作り始めた店が出来た。何とも嬉しいニュースであった。
1 comment:
今やNIPPONと日本製品は、それだけでブランド物となっている様ですね。先日もアメリカで”原宿”と漢字で書かれたイヤホン(多分中国製)が若者の店で売られていました。アジアで中国のプレゼンスが圧倒的になる中、文化と品質の国としてNIPPONのソフトパワーが世界に認知される事が期待されますね。
E.M
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