TVを点けたらツールドフランス(Tour de France)をやっていた。フランス全土を一周する自転車レースで、月末にパリのシャンゼリゼにゴールする。
今週のコースは、どこかで見た光景かと思ったらブルターニュであった。ブルターニュ地方はフランス西部の半島である。日本からの観光客もモンサンミシェルまでは行くが、その先を訪れる人は少ない。英語でBrittanyと書くように、昔はイギリスの領地であった。このためアーサー王伝説の舞台になるなど、今でもケルト文化が色濃く残っている地域でもある。産業は漁業と塩田しかなかったので、フランスでの中でも貧しい地域とされてきたが、近年その起伏に富んだ海岸線を求めて訪れる人が増えている。
その1つがカルナック(Carnac)の石碑である。紀元前5000年に誰が何の目的で置いたのか、今となってはミステリーだが、無数に並ぶ古代の石碑は圧巻である。有名なイギリスのストーンヘンジ(Stonehenge)も、とてもその比ではない。また美島(Belle-Ille)と呼ばれる小島も自然の宝庫だ。パフィン(Puffin)と」呼ばれる嘴が赤く愛嬌のある鳥が群生している。旅の穴場かも知れない。
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