Sunday, 26 June 2011

世界が狭くなる

金曜日の夕方になると街は英国人で溢れる。多くは若い男のグループで、安いビール目当てに遥々やってくる。そのためPubは彼らに占領される。もともと大柄で声が大きく、その上中にはフーリガン顔負けの者もいるので、彼らが入ってくると地元の人はそそくさと退散する。

これを可能にしているのが、安い航空券である。時期にもよるが、この季節でも往復7千円から1万円強である。私もこの連休にその一つ、Ryanairを初めて使ってみた。休み前だというのに、空席があり、ドイツのBremenを1万7千円程で往復出来た。安さの秘密はよく分からないが、通常の航空会社の使わない時間帯を使っている。例えば誰もが欲しがる「金曜発、日曜戻り」などが出来なかったり、出発時間も朝の6-7時台と結構厳しい。また荷物は一律10Kgとなっており、それをオーバーすると手数料が別途掛かる仕組みである。それから飛行場もロンドンはLuton空港であったり、繋ぐ町もEdinburgh, Rigaなどマイナーに特化している。

ともあれ利用者にとっては安いのが一番である。昔シンガポールに居たことがあるが、現地の人々は週末になるとBangkokやJakartaに買い物に行っていた。これからはそんな感覚なのだろう。益々世界が狭くなる。

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